環境ラベル

製品やサービスの環境に関する情報を消費者に伝え、環境に配慮した製品の優先的な購入や使用を促進するための「環境に関するラベル表示」を環境ラベルという。
日本工業規格JISでは、
ISO規格に基づき、環境ラベルを3タイプに分けている。

<タイプⅠ環境ラベル>:学識経験者、有識者などの第三者が環境配慮製品の基準を定め認証するもの。
日本では「
エコマーク」が該当。海外では「EUエコラベル」「カナダ:環境チョイスプログラム」「ドイツ:ブルーエンジェル」

<タイプⅡ環境ラベル>:企業や業界団体が自主的に制作したもの。製品の環境改善や環境配慮の宣伝広告で使用。
OA機器の「国際エネルギースター」、古紙パルプを一定以上使用した「グリーンマーク」、古紙配合率100%の再生紙使用の「再生紙使用マーク」、PETボトル再生製品の「PETボトルリサイクル推奨マーク」等

<タイプⅢ環境ラベル>:タイプⅠタイプⅡと異なり、基準がなく製品の環境負荷をLCAによる定量的なデータとして表示し、環境配慮製品として判断を購入者に委ねるもの。ただしここで表示されるLCAの結果は第三者の審査機関で検証されたものだけ。スウェーデンやカナダで実施され、日本でも「エコリーフ環境プログラム」等がある。

<その他の環境ラベル>
資源有効利用促進法に基づき、指定表示製品に義務づけられる「識別表示マーク」がある。分別収集やリサイクルを促す目的で材質を表示。
アルミ缶、スチール缶、PETボトル、紙製容器包装、プラスチック製容器包装、塩化ビニル製建設資材
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