なにぬねの

内分泌かく乱化学ホルモン(環境ホルモン):有害化学物質

生物に対しホルモンのような影響を与える化学物質を環境ホルモンという。生体に障害や有害な影響を及ぼすことが指摘される。特に生殖器への影響が心配されていたがまだ結論は出ていない。

二次エネルギー

普段の暮らしで使用されるエネルギーは、石油などのエネルギーから電力会社が電力として供給されている。このように使いやすいように形を変えることを「転換」というが、ガソリン・灯油・重油、都市ガス、電力など転換後のエネルギーを二次エネルギーという。一方、転換前のエネルギーを一次エネルギーという。自然界に存在するままの状態でエネルギーとして利用されるもので、石油・天然ガス・LPガス・石炭・水力・原子力などをいう。

日本の二酸化炭素排出量

2004年の段階での日本の二酸化炭素排出量は、京都議定書の削減目標の基準年(1990年)に比較して約8%の増加。削減目標が6%であるので、2004年時点では実質約14%の削減が必要である。
部門別では、排出量の多い順では、産業(3.4%減:1990年比)・運輸(20.3%増:1990年比)・業務その他(37.9%増:1990年比)・家庭(31.5%増:1990年比)・エネルギー転換(17.4%増:1990年比)・工業プロセス(15.8%減:1990年比)・産廃物(59.9%増:1990年比)と産業部門以外の排出量削減対策も必要。

熱帯林

熱帯林は赤道を中心に南北の回帰線にはさまれた地域に分布する森林の総称で次の5つに分類される。熱帯林は「野生生物の宝庫」として多種多様な動植物による生態系が形成されている。
「熱帯多雨林」:年平均気温25℃以上、年間雨量2,000mm以上で降雨が年間で平均している熱帯に分布する森林。熱帯雨林には、地球上の野生生物の半数が生息。
「熱帯モンスーン林」:タイ、マレーシアなど東南アジアの熱帯のうち、季節風による乾季と雨季がある地域に分布する森林
「熱帯山地林」:熱帯の山地に分布する森林
「熱帯サバンナ林」:東南アジアに分布する熱帯モンスーン林以外で乾季雨季のある地域に分布する森林。モンスーン林に比べ樹高は低い。
「マングローブ林」:熱帯、亜熱帯の河口の海水と淡水の入り交じる沿岸に生息し森林を構成する樹木の総称。マングローブで有名。森林と海の2つの生態系を持つ。

二酸化炭素の吸収・固定

緑色植物は太陽光エネルギーを使って二酸化炭素と水から炭水化物を合成、酸素を放出。その際、二酸化炭素は植物内に固定される。森林は大気中の二酸化炭素を大量に吸収し固定する。木造の建築物も二酸化炭素を長期に渡って固定化する事が出来る。