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横浜市エコデザインワークショップ2009 第7回レポート No.1<概要>




日時:12月7日(月)14時から17時  場所:横浜市工業技術支援センターデザイン室5F

<参加者>
吉岡精工 福田勝さん、 熊谷正彦さん 以上2名 http://www.yoshioka.co.jp/company/
山田工業所 山田豊明さん、内田進久さん 以上2名 http://www.yamadanabe.com/
遊緑地設計 高橋寛和さん、伊藤雅広さん 以上2名 http://www.ne.jp/asahi/homepage/u-ryokty/
横浜市経済観光局ものづくり支援課 岩本大さん 横浜市経済観光局ものづくり支援課 榎本まさひこさん
学生コーディネーター 小林英里、市民アドバイザー 水野貴美、市民アドバイザー 鈴木由美、齊藤真菜
デザイナー 荒木孝、デザイナー 鈴木一好

<概要>
アイデアを「洗練させる」回として、次のことを行った。
1. 商品開発のポイントの講義、チェックシート作成
2. ラフスケッチ
3. ペーパープロトタイプ制作

<内容>

1. 商品開発のポイントの講義、チェックシート作成(30分)
企画内容のブラッシュアップの前に、「商品開発のポイント」と本日の「作業の進め方」についての講義を行った。
さらに現在の開発内容に関し「商品企画のコンセプト」と「開発システム」について、作業の前に各社ごとにチェックを行った。

(1)商品開発のポイントの講義
現在、世の中の変化が大きく、商品開発にあたっては、それを有効に活用する必要がある。企画内容のブラッシュアップ(本ワークショップでは最終案作成)の前に、その動向や特徴についての講義を行い、開発内容と照らし合わせてもらった。「消費者の行動の変化」「情報伝達方法の変化」「ものづくりの変化」とそれに合わせた「商品開発のポイント」についての説明を行った。

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(2)チェックシート作成
時代に合わせた商品開発とするために「コンセプトのチェック」(「モノ」「コト」「ヒト」「シクミ」の4つの視点からのチェック)と「開発のシステムのチェック」(ブランド戦略マップに基づいたマーケティング・プロモーションのチェック)を行った。

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2. ラフスケッチ
企画内容のブラッシュアップのために再度企画内容の整理を行った。(第4回と同様のワークシート(カタログ形式のアイデア展開シート)を使い、企画段階で必要な項目を各社ごとに洗い出しながら、現在の企画内容を整理していった。

3. ペーパープロトタイプ制作(項番2.3.を合わせ140分)(項番2. 50分 項番3. 90分)
前回の「アクティングアウトでの気づきやそこで生まれたアイデア」を「再度具体的なかたちに表現する」のが、今回の目的である。現在のペーパープロトタイプをもとに商品コンセプトを整理し、それに付加する部分を作成するグループ、「モノ」的な商品から「コト」や「シクミ」をつくり出す商品にコンセプトをシフトするグループ、前回のコンセプトを「モノ」としての現実的な解決方法から別のアイデアに展開するグループ等、 各社の企画内容や進捗状況に合わせ、それぞれのペースで進めていった。各社ごとにテーブルに分かれ、市民アドバイザー、学生アドバイザーも各社のテーブルに入り、一緒にアイデアを出し合いながら制作を行った。

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<考察>
各社ともに「世の中の変化」を取り入れる、「モノ」だけではなく「コト」や「シクミ」にも注目するといったことを意識したブラッシュアップとなっていた。またマーケティングの4要素「製品・プロモーション・流通・価格」をバランスよく検討しているのが印象に残った。   

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横浜市エコデザインワークショップ2009 第7回レポート No.2<ワークショップの状況>



1. 商品開発のポイントの講義、チェックシート作成
(1)商品開発のポイントの講義
「消費者の行動の変化」「情報伝達方法の変化」「ものづくりの変化」とそれに合わせた「商品開発のポイント」についての説明を行った。

その時の資料はここからご覧ください。(ユーザー名、パスワードを入れてください。)
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(2)チェックシート作成
「コンセプトのチェック」(「モノ」「コト」「ヒト」「シクミ」の4つの視点からのチェック)と「開発のシステムのチェック」(ブランド戦略マップに基づいたマーケティング・プロモーションのチェック)を行った。

資料はここからご覧ください。
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2. ラフスケッチ
企画内容のブラッシュアップのために再度企画内容の整理を行った。(第4回と同様のワークシート(カタログ形式のアイデア展開シート)を使い、企画段階で必要な項目を各社ごとに洗い出しながら、現在の企画内容を整理していった。

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資料はここからご覧ください。
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3. ペーパープロトタイプ制作
「アクティングアウトでの気づきやそこで生まれたアイデア」を「再度具体的なかたちに表現する」のが、今回のペーパープロトタイプ作成の目的であるが、それぞれが自発的に問題や課題を発見、また「世の中の変化」の活用や「コト」や「シクミ」を創りだそうという意欲が見えるブラッシュアップとなっていた。市民アドバイザー、学生アドバイザー、他社からのアドバイスも取り入れた参加型の開発の特徴も発揮されてきた。

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吉岡精工グループは、前回までのアイデアの基本コンセプトは継承したまま、機能的な実現性と高齢者・幼児も出来るコミュニケーションツールとしてのゲームに展開、新たな企画に挑戦。企画からプロトタイプの制作まで行った。

ピクチャ 2

今回のペーパープロトタイプでは、ゲーム機本体だけでなく、ゲームとしての使い方の例となるシートも制作。

ピクチャ 3

今回のプロトタイプには実際の機構部分も組み込み、制作後テーブル・床で可動させて検証まで行った。


ピクチャ 4

遊緑地設計グループは、アイデアの基本的な部分は前回案を継承し、デザイン事務所としての自社の特徴の活かし方と類似サービスのリサーチ結果等をもとにバージョンアップ。「モノ」としての製品から発展させ、ユーザーに「コト」を提供するサービス型の商品としていった。

ピクチャ 5

今回は、ユーザーに提供する「コト」に関しての議論を深めることを中心に行ったが、様々なアイデアが登場し、商品としての実現性が高まってきた。


ピクチャ 6

山田工業所グループは、前回のペーパープロトタイプ+アクティングアウト時に出ていた商品のアイデアの展開案を再度検証するところから開始。商品の性格を鮮明にするオプションパーツをペーパープロトタイプで作成した。

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前回と同様にこの段階としては、かなり精度の高いペーパープロトタイプを制作していった。